絵コンテは通常、アニメ制作の行程のかなり初期の段階で作られます。構想をラフな絵やテキストでアウトプットして、ドキュメント化したもののことを「絵コンテ」と呼ぶのです。
この絵コンテ、近年ではデジタル化も進んでいるんですよ!
ということで、今回はこの「絵コンテ」について勉強したことをまとめていきます!
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改めて絵コンテとは、アニメや実写ドラマ、映画といった映像作品を制作する時に、その流れを絵と文字を使って表現するドキュメントのことです。
似たような役割を果たすものに、「字コンテ」や「ビデオコンテ(後述)」もあります。
そもそも「コンテ」とは何かというと、これは元々は英語で「連続」という意味を持つcontinuity(コンティニュイティー)という単語から来ています。作品を時系列で、連続して表していくために、このように使われるのでしょうか。
ただし、実際に英語圏で同様のものを表現するときに使われるのは「Storyboard(ストーリーボード)」という単語です。
絵コンテといっても、絵だけで構成されるわけではありません。絵コンテには次のような情報が記載されます。
ところで、こういったことを絵コンテにまとめる理由は、いくつかあります。
最も大きな理由は、監督の考えを具体的にチーム全員の目に見える形にして、以後の制作をリードするためです。
チームのみんなが、出来上がりをより具体的にイメージできていた方が、個別の作業に意図を持って当たれるというメリットがありますよね。
より具体的に言えば、例えば編集をする人がどのカットをどの秒数で、どういうトランジションで区切っていくのかがわかったりします。あるいは、スタッフがあらかじめどこにどんな効果音が必要になるかを把握し、準備を始めることもできます。
チームとして効率よく動くために、最初に絵コンテを作り、それを共通イメージとして作業を進めていきます。
別のメリットとしては、監督自身の考えを整理したり、そこから更に発想を広げられるという側面もあります。元々は監督の頭の中にだけある作品の流れや演出のアイデアを一度絵コンテとしてアウトプットし、客観的に眺めたり、誰かに意見を聞くことで、作品がより強固になっていくのです。
一般的な絵コンテを作るために必要な道具は、絵コンテ用紙と鉛筆(もしくはシャープペン)、そしてストップウォッチです。
絵コンテ用紙はAmazonなどでも販売していますし、インターネットで「絵コンテ テンプレ」と検索すると、たくさんテンプレートが出てきます。こういったものをダウンロードして印刷して使う方もいらっしゃいます。
そして、紙に鉛筆やシャープペンで書き込んでいきます。消しゴムも用意して、書いたり消したりを繰り返しながら仕上げていきます。
ストップウォッチは、その動きやセリフにどのくらいの時間がかかるのか、どのタイミングで始めるのか、ということを考えるために使います。もちろん、今ではスマートフォンにストップウォッチ機能がついているので、それでも代用が可能です。
さて、そんな絵コンテをデジタルで作る時に是非お使いいただきたいのが、弊社、Toon Boom Animationが開発する『Storyboard Pro』です!
Storyboard Proは、WindowsやMacで利用できる絵コンテを作るためのソフトウェアです。
本格的なブラシツールが備わっているので、紙で作る絵コンテの良さを引き継ぎつつ、一方でカメラコントロール機能や3D機能を使ったコンピューターならではの絵コンテづくりにも対応します。
また、BGMや効果音といった音素材をインポートして、カットに加えて、動かしたものを動画として書き出すことができます。つまり、ひとつのソフト内でビデオコンテを作ることができるソフトなんです!
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