モーフィングというコンピューターグラフィックスの技術を使うと、コンピューター処理によって、物体の複雑な動きをスムーズに表現できます。
手書きとデジタルにはそれぞれ、様々な得手不得手がありますが、今回はデジタルを使ったモーフィングという技術について、勉強したことをまとめていきます!
アニメ制作ソフト『Harmony』の無料体験版と、絵コンテソフト『Storyboard Pro』の無料体験版を配布中です。簡単な申し込みフォームで、今すぐに始められます。利用期限はありません!クレジットカード登録など、煩わしい手続きも一切不要 !ぜひ一度、まずはお試しください!
煙や炎、水、風になびく髪の毛といった、物の状態変化をアニメーションで表現することは、非常に時間がかかります。なぜなら、こういったオブジェクトはゆっくりと動くので、たくさんのイラストを描かなければならないからです。
モーフィングというのは、時系列的に連続する2つの画像の間の画像をコンピューターグラフィクスによって埋めてしまう技術のことです。
同じように2つの連続する画像から中間を生み出す「モーショントゥイーン」と呼ばれる技術とモーフィングの違いは、前者はある地点からある地点に物体が動く場合の間の補完であるのに対し、モーフィングはその物体の形の変化を、ナチュラルに表現できるという点にあります。
注意点としては、あまりにも複雑な形のものをモーフィングする場合、コンピューターグラフィクスを使うといっても時間がかかる場合があるということです。また、手間をかけないと、思ったような補完をしてくれない場合もあります。
条件によっては、結果的に手書きの方が早く、思った通りに仕上がることもあります。
モーフィングはコンピューターグラフィックスの技術なので、その用途はアニメーションに限ったものではありません。実写映画やミュージックビデオなんかでも使われています。
最初にモーフィング技術が世の中に知れ渡るきっかけとなったのは、映画『ターミネーター2』だと言われています。この映画には、液体金属の敵が人間の形で襲ってくるというシーンがありますが、液体金属特有の流れるような変形を表現するのに、モーフィング技術が使われているそうです。
Toon BoomのHarmonyを使えば、このモーフィングを利用したアニメーション作りも可能です。
ぜひ一度、無料トライアル版をご利用ください。