海外アニメ事情のコーナーでは、今世界で起きているアニメ関連ニュースを週に1度お届けしています。本記事では、2018年の5月25日から6月1日にかけて話題になったアニメ業界の情報をご紹介します。
Source: New Deer
日本は、世界でもトップレベルのアニメ生産・消費国です。そんな日本のアニメは今、世界中の国に急速に広まっています。
配給会社New Deer代表の土居伸彰氏は、この日本から世界へのアニメの流れとは逆に、欧米で作られた個性的なアニメを日本の人に見てもらう活動をされています。
土居氏は既に、ブラジルで制作された『Boy and the World』や、フランスで制作された『手を失くした少女』を日本で上映するといった活動をされていらっしゃいます。詳しくは、土居氏を特集した『USgamer』の記事(英語)をご覧ください。
Source: supremenewyork.com
最近では、セレブの中にも数多くのアニメファンがいます。そして、そんな世の中に応えるように、日本のアニメ業界とトップファッションブランドとの国際的なコラボレーションが相次いでいます。
例えばSupremeはアキラとコラボして、2017年秋コレクションとしていくつかの商品を展開しました。また、アディダスは2018年に入って、ドラゴンボールZとコラボしてスニーカーを展開しました。そして2018年の春夏コレクションでは、プラダが漫画文化にインスピレーションを受けたデザインを発表しています。
今後、どういったブランドとどういったアニメ・漫画のコラボレーションがが見られるのでしょうか?楽しみです!
『ラプンツェル ザ・シリーズ』のシーズン2開始に先駆けて、同番組のシーズン3が制作されることがわかりました。同番組は、ディズニー・テレビジョン・アニメーション(Disney Television Animation)とマーキュリーフィルムワークス(Mercury Filmworks)によって制作されており、Toon Boomの『Storyboard Pro』と『Harmony』が利用されています。
ラプンツェルを演じるMandy Mooreと、その恋人役を演じるZachary Leviを含む声優陣が、今回もそのままシーズン3を担当します。
Source: Annecy International Animated Film Festival and Market
6月11日から16日にかけて、フランスでは『ANNECY 2018』という世界規模のアニメのイベントが開催されます。このイベントは、アニメに関する様々なプレゼンテーションやワークショップが開催される、年に1度の大型イベントで、30年以上の歴史があります。
さて、このイベント開催時に同時開催されるのが『Mifa 2018』というイベントです。こちらは主に、アニメーションビジネスの交流の場となっており、アニメーション業界で就職を希望される学生さんや若い方が就職活動をするのには絶好の場所!
アヌシー国際アニメーション映画祭と同時開催される同イベントには、トッププロデューサーや配給会社、そして人材募集中のスタジオが30社以上訪れます!
もしアニメーション業界でお仕事をしてみたい方、基本的に英語になってしまいますが、チャレンジされてみては?
Diploの『Get It Right』のアニメーション・ミュージックビデオは、メルボルンにあるスタジオ・Viskatoonsによって制作されました。彼らは3週間で、8名のアニメーターによって、Toon Boomのソフトウェアを使って本作品を制作しました。
このプロジェクトについて彼らをインタビューした記事が、本国のToon Boom ブログにて掲載されています。英語ではございますが、もしご興味お持ちでしたら、ぜひご覧ください!
Pew Research Centerによる最新の調査結果によると、アメリカに住む10代の若者に最も人気のあるプラットフォームはYouTubeで、次いでInstagram、Snapchat、そしてFacebookが続く順番だそうです。
また、常にインターネットを利用していると回答した割合は、2014年〜15年には24%でしたが、この度の調査では45%となりました。
これらのデータを見ると、なぜ今、NetflixやAmazon、YouTubeやAppleがオンライン動画コンテンツに力を入れているのかが非常によくわかりますね!
さて、今回のアニメーションニュースは以上です。いかがでしたか?
もし他に、私たちがご紹介できていないビッグニュースがありましたら、是非コメントで教えてください!
それでは、また次回のアニメーションニュースでお会いしましょう!