Toon Boom日本支社は、Toon Boomのソフトウェアと日本のクリエイターたちの関係にフォーカスしたインタビューシリーズ『Toon Boom Interview Files』の連載をスタートします。第1弾となる今回は、2022年春にTOKYO MX、BS11で放送されたTVアニメ『ヒーラー・ガール』の原案・監督を務めた入江泰浩氏のインタビューをお届けします。 入江氏が、「今作の肝であるミュージカルシーンの実現に大いに役立った」と語るように、彼の制作に欠かせないツールだった絵コンテソフトStoryboard Pro。本記事では『ヒーラー・ガール』の事例からStoryboard Proの可能性についてお聞きしました。 続きを読む »
トップアニメーションニュース:Netflixで「Klaus」、ラセターがピクサーを離れるなど!
トップアニメーションニュースとは世界のアニメニュースの速報をまとめてお伝えする週間コラムです。このエディションは11月17日から11月24日をカバーしています。
- NetflixがHarmonyで作られた「Klaus」を2019クリスマスウィッシュリストに追加
ストリーミング大手がこの数年で初のアメリカの主要なエンターテイメント会社となった。そして手描き2Dアニメ作品をプロデュースしている。「Klaus」はセルジオ・パブロス(「怪盗グルーの月泥棒」)の監督デビュー作品で、うっかりサンタ・クロースを発明した郵便屋さんのホリデーコメディー作品となっている。この作品はスペイン、マドリードのThe SPA Studiosによって手がけられToon Boom Harmonyで製作された2D作品となっている。声優陣には、ジェイソン・シュワルツマン、ラシダ・ジョーンズ、J・K・シモンズ、ジョーン・キューザックと豪華キャストがそろっている。Netflixは「Klaus」を2019年クリスマスにリリース予定だ。
「Klaus」の詳細について“Cartoon Brew”で包を開ける
- ジョン・ラセターがピクサーディズニーから休暇取得
今週業界が揺れ動いた。ピクサーとウォルト・ディズニーアニメーションのチーフクリエイティブオフィサーであるジョン・ラセターが、セクハラ疑惑の中での「つまずき」を引き合いに出して、6ヶ月の休暇取得を公表した。ラセターはウォルト・ディズニーと比べられるほどのハリウッドで影響力のある人物として高い評価がある。 彼は「アナと雪の女王」、「ズートピア」を含むたくさんのヒット作を手がけ会社の部門の運命を変えた。発表によると、「インサイド・ヘッド」の監督ピート・ドクターが後任となる。加えて、ラセターからのセクハラを受けたとして俳優ラシダ・ジョーンズが「トイ・ストーリー4」の作製から降板していたことが分かった。
“Los Angeles Times”でディズニーピクサーのジョン・ラセターの疑惑について掘り下げる
- 「Mr. インクレディブル2」の予告編がアニメで再生回数最多
ピクサーにとって今週は厳しい一週間となった。スタジオがもうすぐ公開される続編の「Mr. インクレディブル2」のじらし予告が公開されるとファンの反応は…「インクレディブル!」だった。この映画は2004年に公開された「Mr.インクレディブル」の超能力を持ったパー家族の話だ。先行上映の「カレッジ・ゲームデー」プレミアの期間中、予告編は1億13万回以上の視聴があった。これは、アニメ映画の予告編で最多、映画史上で7番目の数であった。
「Mr. インクレディブル2」の予告編を見て、“Entertainment Weekly”でフルストーリーを見る
- ブラックフライデー:VRとARで体験
あの有名(かは定かではないが)な、ブラックフライデーの泊まり込みと行列と頭痛(ヘッドエイク)が、もうすぐヘッドホンに変わるかもしれない。今や小売店の多くはオンラインで顧客の注目を集めている。デジタル通貨促進の手段として、拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)へのシフトが増えている。すでに買い物の経験にARを取り入れている小売店はIKEA、Wayfair、アマゾンなど続々と登場している。アニメ業界や特殊視覚効果(VFX)で働く人々に多くの希望を提供していくだろう。
“CNET”でブラックフライデーの将来についてもっと見る
- 今週末モントリオールで「アニメーション映画サミット」
Toon Boomのホームタウンであるモントリオールで、今週末「第16回アニメーション映画サミット」として5日間のアニメーションの祭典と教育プログラムが開催される。このイベントはモントリオールの映画館「シネマテーク・ケベコワーズ」によって運営され、190の短編映画と6本の長編映画、3つの上級者向け講座、3つのエキシビションが予定されている。
“Montreal Gazette”でアニメーション映画サミットについての詳細を見る
Source: Pixar.
- ピクサーはこの感謝祭で「リメンバー・ミー」に感謝すべし
CCOジョン・ラセターの論争にも関わらず、ピクサーは最新作「リメンバー・ミー」に敬意を隠せない。メキシコの伝統的な祝日、死者の日に基づいた3D長編アニメは、5500万から6000万ドルの収益を上げている。「リメンバー・ミー」はすでにメキシコで史上最高の総収益を記録した。ディズニーアニメスタジオとピクサーは共に5日間のサンクスギビングの初公開の興行収入でトップ6を占めることとなった。インフレ会計ではないが。
“The Hollywood Reporter”で「リメンバー・ミー」とサンクスギビングの週末について掘り下げる
- ハーレ・クインがソロアニメシリーズに
ワーナーブラザーズは「スーサイド・スクワッド」の脱獄の星ハーレ・クインの26話の単独シリーズを発表した。ハーレ・クインはマーゴット・ロビーによって演じられ前のパッとしない役から大ヒットし有名になった。彼女の待望のアクションコメディーでは業界で今もっとも注目される2つのトレンドが話題だ。大人向けアニメであることと直販のオリジナルコンテンツだ。ハーレ・クインシリーズはワーナーブラザーズの消費者への直販プラットフォームに、ライブアクション「タイタンズ」と現代カルト古典漫画「ヤング・ジャスティス」のリバイバルと並んで登場する予定だ。
“Deadline”でハーレ・クインのアニメシリーズについてもっと情報を見る
- インディーズテレビゲームが2017年のトレンドに
イギリスの大手新聞「ガーディアン」の記事では、インディーズテレビゲームが2017年のトレンド入りをしたと伝えている。記事には手描きの1930年代の漫画スタイルの2Dアクションゲーム、しかもToon Boomのソフトで色付けされている「ヘッドカップ」が取り上げられているという嬉しい知らせだ。インディーズゲームへの高い評価は、インタラクティブなメディア市場でメインストリームの3Dから大きく区別したものとして作製されるアートスタイルの中で2Dアニメーターの認知と可能性が高まっている証拠だ。
“The Guardian”で最新のテレビゲームトレンドをゲット
- LatAmがアニメーションに強力な後押し ブレノスアイレス
アニメーション!ショーケース第2幕がアルゼンチン、ブレノスアイレスのベンタナ・サーの映画市場の一部、LatAmスタジオからの8本の長編アニメ映画と8本のテレビシリーズの16の作品を発表。それらの中には「Escape to India」(フアン・ホセ・カンパネルラ製作)、「Noah’s Ark」 (ウォルター・サレス製作)、Inzomniaアニメーションによる「Inzomnia」が含まれている。16作品がインターナショナルアニメーション映画マーケット(MIFA)2018の発表に先立って、アネシー国際アニメ映画祭と関連して選ばれた。
“Variety”でアニメーション!ショーケースのプログラムを見る
Source: Griffin Capital.
10.ドリームワークス・アニメーション スタジオキャンパスを2.9億ドルで売却
5棟のビルと46万平方フィートの土地がグリフィンキャピタルによって韓国のハナアセットマネージメントとロサンゼルスのオーシャンウェストキャピタルパートナーズに売却された。これは元々ドリームワークスSKGが1997年、ステーィーブン・スピルバーグ、ジェフリー・カッツェンバーグ、デヴィッド・ゲフィンらによって建設された。その建物は2004年にドリームワークス・アニメーションが別会社となり会社の中核となった場所である。そこで「シュレック」「カンフー・パンダ」「ヒックとドラゴン」が製作された。
“Variety”でドリームワークス・アニメーションの取引の詳細を見る
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